VOICES アスリートの声
NOYORI MASASHI 野寄 真史
KANSAI LONGITUDINAL TRAL RACE 2026 〜歴史の道 関西縦断トレイルレース〜
頭文字をとってKLTR。関西歴史の道をトレイルでつなぐ大レース。このレースは不定期開催で行われ、選手の人選について秘密裏に行われるなど。一般的に行われるトレラン大会とは一線を画している。日本アルプスに引けを取らない道を信頼できる仲間と走破し、何ものにも変えがたい楽しさ喜びを味わう。レースを創設した新藤選手の「真剣にふざける」を引き継ぎ、僭越ながら4年振りのレース開催の音頭をとらせて頂くとともに実行委員兼選手としてゴールを目指した。
ルールは自身の人力以外を用いず、宿泊施設等も使用せずに自身で装備を想定し、関西歴史の道を走破する。要はエイドや給水、レース用のマーキングテープ等はなく、自分自身の力のみでどこまでできるのか?シンプルだが知識と経験がないと難しいレースとなる。
26’大会は関西のみず海(湖)琵琶湖湖畔である坂本城址公園をスタート比叡山→京都北山→生駒トレイル→ダイヤモンドトレール→高野山町石道→小辺路→中辺路→那智の浜ゴールをつなぐコースとした。(19’大会は那智→気比の松原、22’大会は気比の松原→那智と同じコース設定はない。)
全国から18名の猛者達が集まった。初日は晴天に恵まれたが、大会2日目は夕方前から雨風が強くなり、予報では強風&10㎜の暴風雨予報。不眠不休でここまで進んでる選手がほとんどで、疲労と眠気、さらに暴風雨での寒さとの闘いで、ほとんどの選手が辛い気持ちになったであろう。
自身も前半で少し突っ込んでだせいか、小辺路の途中から右膝裏が痛み出し下りのスピードが全くあがらなくなった。チェックポイント(チェックポイントと言っても誰もいない。自主申告。)熊野本宮大社ではDNFも脳裏をよぎったが、足のケアを入念に行いうとともにハニーアクションアゲテコ投入。この不完全な状態でもベストを尽くそうと懸命に足を動かした。最後のチェックポイント那智大社を超えラストロードは8’45/㎞。情け無さも少しあったが、みなが待つ快晴の那智の浜へ。
なかなか文章にすると伝わりにくいが、単に長距離をレース形式で競うのではなく、同じ志(挑戦心)を持った仲間と相互信頼し完走するという部分が、このレースの醍醐味であり面白さだ。大会後は仲間とともに行う打ち上げもとても楽しい時間となった。
最後に委員スタッフのみなさま本当におつかれさまでした。また支援してくださったハニーアクション大塚社長はじめ企業のみなさま、応援の方々、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。おもしろいレースができて本当に幸せでした。
283km D±13,000m
琵琶湖(坂本城址公園)〜那智(那智の浜)
68時間01分(2日20時間01分)完走